知らない人の方が少ないと思いますが、イソップ物語の「ウサギとカメ」のお話を、今の日本に当てはめて考えてみよう、という画期的な(?)試みです。
今考えると、戦後の焼け野原から、世界の経済大国にまでのし上がった日本は、当時のヨーロッパ諸国にとってはカメのような存在で、ヨーロッパ諸国はウサギだったかもしれません(細かいことは抜きにして)。
確かに日本は、戦後のスタート地点ではカメに近かったと思うんですが、ある時から兄やんはこのカメ(日本)がウサギに変わってしまったと思っています。
そのある時はいつでしょう?
これについては、兄やん自身も明確にココ!と言えない部分でもあるのですが(苦笑)、少なくとも日本的慣習が悪い方向に流れていき始めただろうと思われる、高度経済成長期辺りには、カメからウサギに変身していたと考えられます。
要は、『その頃からある程度余裕が出てきたので、いろんな部分で不正を働く輩が増え始めた時期』と考えると分かりやすいかと思います。
そうして、バブル期に突入し、ウサギになった日本は、近隣のアジア諸国を奮闘をしっかりと見ることもなく、小バカにしたまま昼寝を始めてしまった、ということだと考えています。
しかも、始末の悪いことに、今は自分たちがカメだと思っていた韓国にはケータイで抜かれ、韓国とあわせてインドにインターネットを脅かされていることに最近やっと気付いたような状態です。
さらに、中国やインドの生産力を無視して、未だにモノづくりこそ働く人間のあるべき姿、と過去にさかのぼろうとしている様子は、ウサギがカメが来るのが遅いからといって、酒を飲んで泥酔しているような状態だと、兄やんは感じます。
こういうことを言うと、モノづくりを軽視しているように思い込まれる方が多いんで、一応、念のために説明しますが、モノづくりが不必要なものだとはこれっぽっちも思っていません。
そういうことを言っているのではなく、世界的な流れを見た場合に、もしくは、自分が世界的な会社をまわす人間の立場にいると考えた場合、海外にある安価で同じような作業ができる労働力と、高くて同じような作業しかできない日本人と、どっちを雇いたいですか?という話なんです。
現在日本の労働者は、こういった危機的状況に瀕しているため、いつリストラなどの人員削減の被害に合うかもしれない、という状況になっている、ということを認識するべきなんです。
だから、今こそ日本人はウサギからカメに変身して、海外にある安価な労働力と天秤にかけられても負けないような能力を見につける、もしくはそのための努力をしていく必要があるんです。
そのうちのひとつが、酔っ払いが管を巻くが如く兄やんが言い続けている、お金の勉強をしたり、政治に関心を持つ、ということでもあったりします。
また、不正している場合は別として、TVで言っているように、株で儲けることや、頭を使ってお金を稼ぐことが悪いというのは、全くのすり替えであり、大きな間違いです。
このブログの読者の方なら、株式市場や頭を使って稼ぐ職業がなくなってしまったら、国民全員が法律の専門家でもあり、建築士であり大工でありながら、自分の仕事を持ち、自分の仕事以外からお金はもらえない状況になる分かっていただけるかと思います。
それを言うなら、ただでさえ『公共の電波』の名の下に、特権階級をきどっている、平均年収1000万以上の、頭を使ってお金を稼ぐTV関係者はどうなんだ?ということになりませんか?
頭を使ってお金を稼ぐこと自体悪くないのですが、自分たち(TV)もそうであるのに、『私たち(TV)は弱いものの見方ですよ』的な感覚で、自分たち以外の頭を使ってお金を稼ぐ人を悪く言う彼らにはヘドが出そうです。
もう少し分かりやすく言えば、発展度(レベル)ごとによって、労働力の重要性は変わってくるもんなんです。
・食糧が十分に確保されなかった時代には、食糧を確保する仕事が重宝され、
・食糧がある程度確保されるようになり、モノが少ない時代になると、モノを生産する仕事が重宝され、
・モノがある程度確保されるようになると、今必要とされている別のものが重宝されている。
なので、食糧を確保することも、モノ作りも大切なもので、今の日本はそれがある程度満たされているので、次のステップに移る必要がある段階だと言うわけなんです。
そして、今必要とされている別のものというのは、1つではなく、いろんな方向からのアプローチが可能なので、多くの人にとって(このことに気付いた人に限りますが)、これからすごいチャンスの時代、ということにもなるのです。
戦国時代にも、これと似たような事例があります。
戦国時代、天下統一を果たすまでは、腕力のある猛者が重宝されてきましたが、天下統一を果たし、日本全体を統治する段階に入ると、今度は頭の良い人間が重宝されるようになりました。
秀吉は、天下統一はしたのですが、その後、天下統一まで重宝していた腕力のある猛者への待遇が極端に悪くなり、統治力のある頭の良い人間ばかり重宝するようになったので、秀吉配下の中でわだかまりが起こりました。
その結果、秀吉の天下統一前のお気に入りの福島正則や加藤清正らと、天下統一後のお気に入りであった石田光成の間で衝突が起こり、天下分け目の関が原の戦いでは、秀吉の天下統一前のお気に入り
武将たちが、次々と東軍(徳川軍)についたのです。
秀吉が、天下統一後に、天下統一前のお気に入り武将たちに、この段階のことを納得するまで話し合って、わだかまりを作っていなければ、徳川幕府は存在していなかったことになっていたでしょう。
もっとも、明智光秀のように、内政や家臣との関係を重視する光秀が天下を取っていれば、こんな下らない衝突は起きなかったことでしょう。
いやはや、兄やんの好きな戦国時代に多少脱線してしまいましたが、本来なら国や大切なことを伝えるメッセンジャーとしてマスコミが、今の日本のおかれている段階というものを提示していく必要があると思うのですが、それがなされていない以上、自分たちで気付く他ないというのが現状です。
しかし、マスコミも国に大きな影響を与える政治家も、逆流することを推奨する人が多くいるのが残念でありながら、北朝鮮のミサイル並の脅威でもあります。
多くの人がこれに気付かないうちは、経営者もいわゆる古いタイプの経営者(秀吉のようなタイプ)が多くなってしまい、『経営者≒金持ち≒頭を使って稼ぐ人間 は嫌なヤツ、悪いヤツ』というような認識を労働者がしてしまいがちになってしまうのです。
最後に、政治家について言えば、格差社会をうたい文句に最近政治活動をしている人たちの多く(すべてではありませんが)は、格差で苦しんでいる人から自分へ票を促したいだけだ、と兄やんは思っています。
実際、そういううたい文句の政治家の多くは、格差社会云々言う割には現実的な施策は何もなく、そんなことしたらソ連や北朝鮮みたいになってしまうようなことを平気で言っていたりします。
もちろん、セーフティーネットの整備などの改善するべき点はいくつかあるんですが、そこに触れられている人もごくわずかで、いわゆる誇大広告的なうたい文句の人が非常に多く、政治の世界にJAROのような機関があれば、訴えられる政治家や議員さんが続出することでしょう(笑)。
このことは、1人でも多くの人に知ってもらいたかったので、結構まじめに久々に時間をかけて更新してみました。
何か考えるきっかけになってくれれば幸いです。
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